サンタンヌ・ド・ボープレ大聖堂

サンタンヌ・ド・ボープレ大聖堂
サンタンヌ・ド・ボープレ大聖堂 カナダ ケベック州

北米有数の巡礼地

サンタンヌ・ド・ボープレは、ケベック市から約30キロメートルほどのセントローレンス川のほとりにある小さな町。この町にあるのが、カナダのみならず、北米でも有数の巡礼地として国内外から年間100万人以上もの人々が集まるというカトリックの大聖堂「サンタンヌ・ド・ボープレ大聖堂」だ。病や怪我から奇跡的に回復した人の話が幾つも伝わっているこの場所は、1658年3月8日、エティエンヌ・ド・レサールという人物が、ポープレを開拓する人々が集うための地として、また聖アンナの像を安置するための場所として、自らの土地を寄進して礼拝堂を建築したのがその発祥という。

この奇跡の地の伝説は、聖堂の建築当初から既に始まっている。聖堂建設に携わっていた、松葉杖なしでは歩けなかったルイ・ギモンという人物が、松葉杖なしで歩行できるようになったという。それ以外にも、奇跡的に治癒・回復した人が幾人も現れ、この大聖堂は一躍有名になった。堂内には、必要なくなった松葉杖、杖、車椅子などが積み重ねられている。

大聖堂の建物は、信者の増加のために拡張されたり、洪水や厳しいカナダの冬の気候、火事などの影響で、幾度か建て替えられている。現在のものは、カナダ中のカトリック信者から寄進された花崗岩で建築された5代目に当たるネオ・ロマネスク様式の建物。

ケベック サンタンヌ・ド・ボープレ大聖堂ケベック サンタンヌ・ド・ボープレ大聖堂

Sainte-Anne-de-Beaupré Shrine

住所:10 018 avenue Royale Sainte-Anne-de-Beaupré, QC, Canada G0A 3C0
ウェブサイト:https://sanctuairesainteanne.org/en/
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